リンパの流れ

日常生活に取り入れるマッサージ

マッサージは体をいたわり、リラックスさせるものなので、決してきつい行為ではあり
ません。それでも、なかなか続けられないという人は少なくありません。これは、体力的
につらいとか、技術的に難しいというより、「面倒くさい」「つい、やるのを忘れてしまう」
といったことが原因。

決まった時間帯や場所でおこなうのが難しいという人は、とりあえずリンパの流れの基
本だけを頭に入れて、思い立ったときにやるのがいいでしょう。また、毎日おこなう行為
の中に、リンパマッサージの要素を取り入れるのも、ひとつの方法です。

おすすめなのが入浴時。お風呂は、ほとんどの人が毎日入り、湯船に長くつかるのは苦
手な人でも、体を洗う行為は毎回おこなうでしょう。スポンジやブラシに石けんをつけて
体をこするとき、マッサージの動きを思い出してください。

たとえば、体を洗いはじめる前に鎖骨のリンパ節をもんで刺激しておきます。あとは、
足のつま先や手の指先から、上へ上へと手を動かし、ヒザの裏、鼠径部、ワキの下といっ
た重要なリンパ節をちょっと念入りにこすればOK・毎回のことですから、そのうち体が

自然に動きを覚えます。しかも、入浴中は裸で、体を締め付けるものが何もないので、マ
ッサージをするにはベストコンディションです。
このほか、スキンケアやメイクの時間も、マッサージタイムになります。リンパの流れ
にそって手を動かせば、シミやシワ、たるみを防いで、若々しい素肌が保てるはず。
続けるコツは、マッサージの動きを自分の日常動作のクセにしてしまうことです。

ストレッチの習慣でリンパの流れをよくしよう

筋肉の伸縮運動がリンパ管を刺激し、リンパ液の流れを助けていることはすでに述べま
した。しかし、座り仕事や立ち仕事など動きの少ない日常生活のおかげで、運動不足や筋
肉不足に陥り、リンパの流れが悪くなることもしばしばです。

筋肉の伸縮ということで、最後にご紹介しておきたいのがストレッチ。ご存じのように、
ストレッチは「聾58三(のばす/引っぱる)という言葉のとおり、肩や腹筋、腰など
体のいろいろな部位の筋肉や腱を「のばす」運動です。簡単な動きで心地よい刺激が得ら
れ、継続すると筋肉がほぐれて体がやわらかくなり、血行も促進されます。肩こりや腰痛、
冷えなどの対策として実践している人も多いでしょう。

マッサージにも同じ効果がありますが、背中の上のあたりなど、自分一人では十分に施

術できない部分もあります。ストレッチのよいところは、1人でも全身の筋肉を刺激でき
ること。そのため、施術後に自宅でできるストレッチのメニューを教えてくれるマッサー
ジ店も少なくありません。

マッサージ同様、ストレッチも習慣にして、循環のよい体をつくりましょう。